:: 履歴

名前: マーキュリー
年齢: 人間で言うところの20代半ば?

 全身が液体金属製で、普段はヒト型をとっているが好きなときに液体状になれる。体を制御しているのは1個の思考回路と12個の身体制御用コア(うち3個は予備)。この回路やコアはいずれもごく小さい物であるため、これらが通る大きさの隙間なら自在に出入り可能。その特性を生かし、通常のロボットでは入り込めないような敵陣や城深くに潜入しての情報収集・暗殺を得意とする。
 また、身体の一部(多くは腕)を変形させて別のロボットの体の隙間に差し入れ、タンクから直接エネルギーを奪う荒業も持っている。奪ったエネルギーは自分に補給する他、燃料ボトルに蓄えて味方に渡すことも可能。これは戦闘後、倒れている敵に対して行うことが多く、彼自身は諧謔的に「落ち穂拾い」と呼んでいる。
 以上、どちらかといえば、実際の戦闘よりはその前後に威力を発揮するタイプ。事実、重火器や刃物など一般的な「武装」はついていない。

:: 性格

 メンバーで一番の気難し屋。そもそも人付き合いが苦手なところへ持ってきて、「液体金属製」という特殊性や諜報・落ち武者狩りなどの汚れ役的仕事のせいで、味方側からも色眼鏡で見られやすいことも影響しているようだ。必要な時以外はオン・オフ問わず一人で行動し、たまに他人と話す時もつっけんどんで頑ななため、友達は皆無に等しい。
 ただ、本人がそれでいいかと言えば、時々ものすごく孤独らしい。そういうあたり、普通の人かもしれない。

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